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令和6年11月に愛知県の豊田市にある豊田市美術館に行ってきました。
建築家の谷口吉生さんによる設計で乳白色のガラスによる光溢れる空間が特徴の建築です。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を18枚の写真と併せて紹介していきます。
掲載している写真はクリック(スマホはダブルタップ)すると拡大できます。コメント付きなので、記事の内容と併せてご覧ください。
※この記事の内容は2024年11月時点のものとなります
乳白色のガラスと緑のスレートが特徴的な正面ファサード
所在地 : 愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
主要用途 : 美術館
設計 : 谷口建築設計研究所
開館時間 : 10:00 ~ 17:30
休館日 : 月曜日
※詳細は公式サイトをご覧ください
日本で最も美しい美術館の一つと言われる豊田市美術館。
美術館建築の巨匠である谷口吉生さんによる設計で、モダニズム建築の代表格です。
外装はバーモントグリーンのスレートと乳白色のガラスが特徴的で、周辺環境に馴染むように設計されています。
谷口さんの美術館の特徴であるヒューマンスケールのエントランスと、水平に延びる巨大なキャノピーが対照的なファサード。
変化と休息を与える身体スケールの共用空間
エントランスホールなどの展示室を繋ぐ共用空間は身体スケールとなっていて、美術作品の鑑賞前に身体感覚に戻すことが意図されています。
展示室を繋ぐ通路やラウンジも同様の構成になっていて、外部に視線がいくような工夫もされています。
開放的で明るい吹き抜け空間が建物をつなぐ
エントランスを入って左手にあるのが、柔らかい光で満たされている吹き抜け空間。
外装の特徴でもあった、乳白色のガラスが柔らかい光を創出していて、この空間を通るたびにリフレッシュさせてくれます。
壁面デザインと中央のLED電光掲示板は、豊田市美術館のためにデザインされたインスタレーション作品。
適度な余白とさまざまな光を纏った展示室たち
天井やガラスの外装から差し込む様々な光が、展示空間を演出。
展示された後の空間に、余白が残るような設計もされています。
展示室を回るだけで、さまざまな視覚変化が起きる美術館。
美術館内にあるレストラン
ル・ミュゼというレストランが美術館内に併設されています。
美術館のテラスや水盤、市街地が一望できるスポット。
ランチを美味しくいただきました。
アクセスマップ
豊田市駅から徒歩15分の立地にある美術館。
敷地は城跡の高台にあり、丘の上にある立地となっています。
敷地内には豊田市美術館のほか、谷口吉生さんが設計された数寄屋建築である「童子苑」や坂茂さん設計の「豊田市博物館」があります。
最高峰の美術館を堪能できるので、気になる方はぜひ訪れてみてください。