
令和7年5月に大阪府大阪市のグラングリーン大阪にある「VS.」に行ってきました。
建築家の安藤忠雄さんによる設計監修で、公園の自然と調和する対比的な2つのキューブが特徴的な文化施設です。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を9枚の写真と併せて紹介していきます。
※この記事の内容は2025年5月時点のものとなります。
公園の自然と調和する対比的な2つのキューブが特徴的な文化施設

◼︎所在地
大阪府大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪
◼︎主要用途
展示施設、カフェ
◼︎設計監修
安藤忠雄建築研究所
◼︎設計・監理
日建設計
◼︎竣工
2024年9月
◼︎開館時間
10:00 〜 19:00
◼︎休館日
月曜日
※詳細は公式サイトをご覧ください
地中に埋まる2つのキューブ

VS.(ヴィエス)を正面から見た様子。
ガラスとコンクリートのキューブが角度をつけて並ぶファサードデザイン。

ガラスのキューブを見た様子。
大半が地中に埋まっていて、2階にはカフェ、1階には美術館のエントランスが入ります。

コンクリートのキューブを見た様子。
公園の自然と調和するよう樹木に覆われていて、内部には15mもの天井高さを持つ
展示空間が入っています。

外観は対照的な「ガラス」と「コンクリート」の2つの箱が交わるようなデザイン。
VS.(ヴィエス)の意味の一つでもある、対比を表現しているように思わせます。
コンクリートに差し込む光が美しい内部空間

1階のエントランス空間を見た様子。
ガラスの壁面に囲われたシンプルで洗練された空間となっています。

エントランスを抜けた先にある吹き抜け空間。
上部のガラスから差し込む光が、コンクリートを照らして美しい空間になっていました。

吹き抜け空間を下部から見た様子。
安藤忠雄建築特有の美しいコンクリート打ち放しの空間。

内部空間は洗練された印象で、ガラスから差し込む光がコンクリートを照らして美しい空間を創り出していました。
開放的な吹き抜け空間を地下に沈み込むように入ることで、展示作品への期待感を高めてくれます。
ガラスのキューブに入るカフェ「LOHE」

カフェ「LOHE」を見た様子。
ガラスに覆われたステンレスの鏡面による内装が、洗練された印象の内部空間を作り出していました。

安藤忠雄展の開催を記念した「青りんごコーヒー」とチーズケーキをいただきました。

ガラス張りの洗練された空間に入るカフェ「LOHE」
「less is more(少ないことはより豊かなこと)」をコンセプトにしていて、スペシャリティコーヒーとカクテルを提供されています。
期間限定の青りんごコーヒーを美味しくいただきました。
アクセスマップ

以上で、建築家の安藤忠雄さん設計監修による「VS.(ヴィエス)」を紹介しました。
VS.はグラングリーン大阪のうめきた公園内に新しくできた公園と調和する大阪の新しい文化施設です。
対比的なガラスとコンクリートの2つのキューブが印象的な内部空間を創り出していて、展示作品への期待感を高めてくれる建築デザインとなっていました。
カフェ「LOHE」では、特別感のあるコーヒーやカクテルをいただくこともできます。
大阪駅にも近くカフェだけの利用もできるので、大阪に来た際はぜひ訪れてみてください。