【格子の壁が特徴的な地域に開かれた大学建築】名古屋造形大学 / 山本 理顕

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けんちくみならい
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令和6年11月に愛知県の名古屋市にある名古屋造形大学に行ってきました。

建築家の山本理顕さんによる設計で格子壁で作られた空間が特徴的な建築です。

建築の特徴と実際に訪れた際の記録を21枚の写真と併せて紹介していきます。

掲載している写真はクリック(スマホはダブルタップ)すると拡大できます。コメント付きなので、記事の内容と併せてご覧ください。

※この記事の内容は2024年11月時点のものとなります


ダイナミックな水平に伸びる格子のファサード

施設概要

所在地  : 愛知県名古屋市北区名城2丁目4番1

主要用途 : 大学

設計 : 山本理顕設計工場

※詳細は公式サイトをご覧ください

けんちくみならい
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外観は大小の格子と水平に長く伸びるファサードが特徴的です。

4つのコア格子壁が上部空間を支える構造で、バルコニーは8mの張り出し空間となっていてかなりの迫力。

敷地は駅の真上にあり、大通りにも面する立地となっています。


大スパンの空間と路地のような空間が構内へ誘引する

けんちくみならい
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40mにも及ぶ大スパンの空間が1階部分には広がり、敷地に訪れた人を迎え入れます。

その1階には、アートストリートと呼ばれる地域に開かれた空間が広がり、様々なアクティビティが行われることが想定されています。

4方向に出入りできる場所があり、格子壁に囲まれた路地のような空間も。


アートストリートには大空間を活かした様々な場所が

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1階のアートストリートには、独立した様々な建物があり、その建物上部もテラスとして使用されていました。

上下を繋ぐ階段が回遊を可能にしていて、空間にもメリハリが。

上部に設けられた開口からは光が差し込み、快適な居場所を創り出していました。


地域に開かれたオープンエアギャラリー

けんちくみならい
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コアの1つにはオープンエアギャラリーと呼ばれる空間があり、地域に開放されています。

半屋外のギャラリーとメインギャラリーがあり、半屋外のギャラリーは格子壁が作り出す光が、雰囲気のある空間を演出しています。


見世と呼ばれる独立した建物内では

けんちくみならい
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アートストリートにある独立した建物は「見世」と呼ばれていて、展示や販売などの用途で使われています。

それぞれ、大学の領域で割り当てられて使われているみたいでした。


アクセスマップ

けんちくみならい
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名古屋公園駅からすぐの立地にある名古屋造形大学

建築界のノーベル賞であるプリツカー賞を受賞している山本理顕さんの大学建築です。

山本理顕さんの代表作には「はこだて未来大学」「埼玉県立大学」があり、魅力的な大学建築を手掛けられています。

地域に開かれた大学となっていて、ギャラリーもあるので近くに訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。