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令和6年11月に埼玉県の浦和にある埼玉県立近代美術館に行ってきました。
建築家の黒川紀章さんによる設計でグリッドのフレームが特徴的な外観をもつ美術館。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を27枚の写真と併せて紹介していきます。
掲載している写真はクリック(スマホはダブルタップ)すると拡大できます。コメント付きなので、記事の内容と併せてご覧ください。
※この記事の内容は2024年11月時点のものとなります
グリッドのフレームと曲面のガラスによるファサードデザイン
所在地 : 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
主要用途 : 美術館
設計 : 黒川紀章建築都市設計事務所
開館時間 : 10:00 ~ 17:30
休館日 : 月曜日
※詳細は公式サイトをご覧ください
格子状のフレームと曲面ガラスによるファサードが特徴的な外観を持つ建築。
この内部と外部の中間領域が美術館と公園を緩やかに繋ぎ、自然との共生を可能にしています。
黒川紀章の最初期の美術館建築なので、後の国立新美術館の波型ファサードに繋がっているんだなと思いました。
建築と一体的な美術作品
建築に突き刺さるような作品やサンクンガーデンに置かれている作品、階段自体を作品の一部としている作品など、建築と一体的な美術作品がとても印象的でした。
館内外を巡るのが楽しくなるような美術館。
センターホールを中心に展示室が配置
美術館の中心にはセンターホールと呼ばれる吹抜を持つアトリウムが。
自然採光やそれぞれの展示室を繋ぐ役割を果たしていて、来館者はこのアトリウムの周りを回るようになっていて、わかりやすい動線にもなっています。
また、大型の展示物を吊るすことができるよう想定されているようです。
美術館内で座れる名作椅子たち(共用部)
館内には「今日座れる椅子」として、多数の名作椅子が設置されています。
およそ2週間ごとに椅子が入れ替わっているので、展示のたびに異なる椅子に座れる。
無料で入れる共用部にもかなり多くの名作椅子があります。
美術館の公式サイトで座れる椅子が分かるので、椅子好きの人はチェックしてから訪問するのがおすすめ。
美術館内で座れる名作椅子たち(展示室)
展示室では、美術作品を座って見ることができるよう名作椅子が置かれています。
美術作品と併せて特別な空間を演出しているなと感じました。
中でも多数のバタフライスツールが不規則に置かれているのが、とても魅力的な空間を作っていました。
アクセスマップ
北浦和駅から徒歩3分の位置に立地しています。
北浦和公園内にあって、園内の彫刻作品など、たくさんの美術作品に触れることもできます。
「今日座れる椅子」として、たくさんの名作椅子が美術館内に置かれているので、椅子好きの方には特におすすめの美術館です。
ぜひ皆さんも足を運んでみてください。