
この記事では、私が実際に読んでよかった建築関連の本を紹介しています。
「建築が好きな方」「建築を学んでいる学生の方」「実務をやられている方」に向けて、カテゴリー別にまとめています。
おすすめの書籍ばかりなので、気になる書籍があれば是非チェックしてみてください。
※本記事の情報は2025年1月時点のものとなります。
※記事内にPRを含みます。
今回紹介する本の中には、Amazonの「kindle unlimited」で読み放題になっているものもあります。
無料体験をすれば、30日間無料で読むことができるので、ぜひご利用ください。
kindle unlimitedで読める本をまとめた記事はこちら。
建築を楽しく学ぶのにおすすめの書籍
建築を楽しむ教科書

建築を楽しむ教科書のうち、「小さな建築、愛される建築」「伝統建築」「近代建築」の3冊が合わさって1冊の本になっています。
ユニークな建築、伝統的な建築、近代的な建築が紹介されていて、建築の面白さを知るのに一番の本だと思います。
建築に興味を持った方は、まずこちらを手に取って見ることをおすすめします。
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おさらい日本の名建築

写真家の杉本博司さんが、日本の名建築を案内するという内容で、様々な建築が紹介されています。
茶室やモダニズム建築、近代建築などに加えて、自身が構想した江之浦測候所を解説してくれています。
建築の魅力が存分に語られているので、建築に興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
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小さな森の家 軽井沢山荘物語

住宅設計で著名な吉村順三さんの代表作、軽井沢の山荘を四季折々の写真とともに紹介している本。
難しく考えがちな建築ですが、この本は絵本のようなサイズ感と薄さで、肩ひじ張らずに見ることができます。
建築の魅力を知るのにおすすめの本です。
建築を巡る旅。

今見るべき日本の名建築が厳選して紹介されている本です。
日本が誇る有名建築家ごとに、いくつかの建築がピックアップされて解説されています。
建築学生はこれを片手に全国を巡るというのもおすすめ。
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基礎知識を習得するのにおすすめの書籍
ゼロからはじめる シリーズ

個人的に建築学生に初めに読んで欲しい本。
特に「構造」と「法規」は、苦手意識がつく前に読めば、意欲的に取り組めるはず!
自分は社会人になってからすべて読みましたが、実務で必ず必要になってくる知識ばかりです。
シリーズで出版されていて、計画、法規、設備、施工や応用編もあります。
一級建築士試験の勉強でも基礎知識の定着にかなり役立ってくれました。
・ゼロからはじめる「木造建築」入門
・ゼロからはじめる「S造建築」入門
・ゼロからはじめる「RC造建築」入門
・ゼロからはじめる「RC+S構造」演習
・ゼロからはじめる「RC造施工」入門
・ゼロからはじめる建築の「施工」入門
・ゼロからはじめる建築の「構造」入門
・ゼロからはじめる「構造力学」演習
・ゼロからはじめる建築の「設備」教室
・ゼロからはじめる建築の「設備」演習
・ゼロからはじめる「環境工学」入門
・ゼロからはじめる「建築計画」入門
・ゼロからはじめる建築の「歴史」入門
・ゼロからはじめる建築の「インテリア」入門
・ゼロからはじめる建築の「法規」入門
・ゼロからはじめる建築の「数学・物理」教室
・ゼロからはじめる「近代建築」入門
ぜんぶ絵でわかる シリーズ

こちらは建築学生だけでなく、建築の実務に携わっている人にもおすすめしたい本。
イラストや図がたくさん使われていて、見えない部分をわかりやすく可視化してくれています。
2022年11月に木造住宅編が発売、シリーズ化されていて、木造住宅だけでなく、RC造や鉄骨造、植栽編も。
私が実務を始めたときにはなかったので、今読める人がうらやましい限り。
建築士・建築家の仕事を知るのにおすすめの書籍
新米建築士の教科書

建築士として食べていくための知識を教えてくれる本。
実務内容も具体的に解説してくれているので、仕事内容を知るにも、実務で役立つ知識を得るにも使える書籍。
設計事務所で新人教育に使っているところもあるそうなので、設計を仕事にしたい方は、一読することをおすすめします。
CHANGE 未来を変える、これからの働き方

建築家の谷尻誠さんの書籍。
自身の経験から「役立つ仕事の方法」や「仕事に対する考え方」などが満載で、読んでいてハッとする内容ばかりです。
建築業界に関わらず、これからの働き方を考えるきっかけをくれる書籍。
私が発信活動を始めたきっかけは、この本です。
建築家になりたい君へ

建築家の隈研吾さんの書籍。
10代の若者に向けた本ですが、建築家を目指す人には読んでほしい内容。
隈研吾さんの考え方も知ることができて、非常に勉強にもなる本です。隈建築好きは一読するべし。
一級建築士矩子の設計思考

実際に一級建築士の資格を持つ著者が描く、東京の亀戸での設計事務所ライフ。
建築士の業務が面白く描かれていて、設計事務所の仕事を楽しく知ることができる漫画です。
建築の話だけでなく、お酒とグルメの情報も満載なので、楽しみながら読むことができます。
定期的にチェックしたい建築雑誌
新建築

日本の最新の建築物を紹介する建築専門誌。
現代建築を「質の高い写真」と「図面」などを用いて、詳細に紹介されています。
最新の建築情報を知ることができるので、毎月、目を通すべき雑誌のひとつ。
建築知識

建築の専門知識をわかりやすく紹介している建築雑誌。
読者の9割が建築専門家だそうです。
構造や設備、法律、住宅等のテーマを毎月特集形式で掲載していて、実務を知るうえで必読の建築雑誌。
私は気になる特集の際に目を通すようにしてます。
建築学生が読むべき名著
SD選書

建築物や建築史を中心に国内外の「論考」や「伝記」を紹介するシリーズ。
通称「黒本」とも呼ばれ、学問としての建築を学ぶうえで必要な内容ばかりです。
硬い文章なので、読みづらいものが多いですが、気になるものがあれば、読むを繰り返していくのがおすすめ。
私が読んでよかった本を一覧にしたので、参考にしてください。
・SD選書 15 / ユルバニスム
・SD選書 156 / バウハウス
・SD選書 174 / 建築の多様性と対立性
・SD選書 184 / 建築家なしの建築
・SD選書 261 / パタン・ランゲージによる住宅の生産
原っぱと遊園地

建築家の青木淳さんの書籍。
青木淳さんと言えば、美術館や有名ブランド店舗の建築で著名な方です。
この本では、行為によりつくられる建築を「原っぱ」、行為が決まっている建築を「遊園地」として捉えて、これからの建築の在り方を考えています。
比較的読みやすく、建築学生の設計に対する考え方のひとつの助けになると思います。
陰翳礼讃

日本人の美意識を再認識させてくれる本。
デザインを学ぶ人は必ず読むべき書籍とされています。
魅力的な写真とともに、生活の中での「陰影」と「美」との関係などが分かりやすく論じられている書籍。
以上でカテゴリー別におすすめの書籍を紹介させていただきました。
全ておすすめの書籍ですが、個人的にランキングを付けるなら、以下のとおりです。
1位:ゼロからはじめるシリーズ
2位:建築を楽しむ教科書
3位:建築を巡る旅。
1位の「ゼロからはじめるシリーズ」は特に建築を学ぶ学生や建築系の会社に勤め出した方におすすめしたい本。
2位と3位の「Casa Brutus 特別編集」は建築に興味のある方など幅広い方におすすめしたい本です。
「Casa Brutus 特別編集」は、kindle unlimitedで読めるので、少しでも気になる方はぜひ利用してみてください。
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kindle unlimitedで読める建築本をまとめた記事はこちら。

おすすめのインテリア関連本をまとめた記事はこちら。

kindle unlimitedで読めるインテリア本をまとめた記事はこちら。
