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この記事では、私が実際に読んでよかった建築関連の本を紹介しています。
建築が好きな方、建築を学んでいる学生の方、実務をやられている方に向けて、カテゴリー別にまとめています。
Amazonや楽天のリンクも載せているので、気になる書籍があれば是非チェックしてみてください。
※本記事の情報は2024年10月時点のものとなります。
※記事内にPRを含みます。
建築を楽しく学ぶのにおすすめの書籍
建築を楽しむ教科書
建築を楽しむ教科書のうち、「小さな建築、愛される建築」「伝統建築」「近代建築」の3冊が合わさって1冊の本になっています。
ユニークな建築、伝統的な建築、近代的な建築が特徴と併せて紹介されていて、建築の面白さを知るのに一番の本だと思います。
建築に興味を持った方は、まずこちらを手に取って見ることをおすすめします。
※(30日間無料)kindle unlimitedで読めます
おさらい日本の名建築
写真家の杉本博司さんが、日本の名建築を案内するという趣旨で、様々な建築が紹介されています。
茶室やモダニズム建築、近代建築などに加えて、自身が構想した江之浦測候所を解説してくれています。
建築の魅力が存分に語られているので、建築に興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
※(30日間無料)kindle unlimitedで読めます
小さな森の家 軽井沢山荘物語
住宅設計で著名な吉村順三さんの代表作、軽井沢の山荘を四季折々の写真とともに紹介している本。
絵本のようなサイズ感と薄さで肩ひじ張らずに見ることができます。
建築を巡る旅。
今体験すべき日本が誇る名作建築が厳選して紹介されている特集です。
日本が誇るスター建築家ごとにいくつかの建築がピックアップされ解説されています。
建築に興味がある人は必ず読んで欲しい本。
建築学生はこれを片手に全国を巡るというのもいいかも。
※(30日間無料)kindle unlimitedで読めます
基礎知識を習得するのにおすすめの書籍
ゼロからはじめる シリーズ
個人的に建築学生に初めに読んでほしい本。特に構造と法規は苦手意識がつく前に読めば、意欲的に取り組めるはず!
自分は社会人になってからすべて読みましたが、実務で必ず必要になってくる知識ばかりです。
シリーズで出版されていて、計画、法規、設備、施工や応用編もあります。
一級建築士試験の勉強でも基礎知識の定着にかなり役立ってくれました。
・ゼロからはじめる「木造建築」入門
・ゼロからはじめる「S造建築」入門
・ゼロからはじめる「RC造建築」入門
・ゼロからはじめる「RC+S構造」演習
・ゼロからはじめる「RC造施工」入門
・ゼロからはじめる建築の「施工」入門
・ゼロからはじめる建築の「構造」入門
・ゼロからはじめる「構造力学」演習
・ゼロからはじめる建築の「設備」教室
・ゼロからはじめる建築の「設備」演習
・ゼロからはじめる「環境工学」入門
・ゼロからはじめる「建築計画」入門
・ゼロからはじめる建築の「歴史」入門
・ゼロからはじめる建築の「インテリア」入門
・ゼロからはじめる建築の「法規」入門
・ゼロからはじめる建築の「数学・物理」教室
・ゼロからはじめる「近代建築」入門
ぜんぶ絵でわかる シリーズ
こちらは建築学生だけでなく、建築の実務に携わっている人にもおすすめしたい本。
イラストや図がたくさん使われていて、見えない部分をわかりやすく可視化してくれています。
2022年11月に木造住宅編が発売され、シリーズ化されています。木造住宅だけでなく、RC造や鉄骨造、植栽編も。
私が実務を始めたときにはなかったので、今読める人がうらやましい限り。
建築士・建築家の仕事を知るのにおすすめの書籍
新米建築士の教科書
建築士として食べていくための知識を教えてくれる本。
実務内容も具体的に解説してくれているので、仕事内容を知るにも、実務で役立つ知識を得るにも使える書籍。
CHANGE 未来を変える、これからの働き方
建築家の谷尻誠さんの書籍。
自身の経験から役立つ仕事の方法や考え方などが満載で、読んでいてハッとする内容ばかりでした。
これからの働き方を一度考えるいい機会をくれた書籍。
建築家になりたい君へ
建築家の隈研吾さんの書籍。
10代の若者に向けた本ですが、建築家を目指す人には読んでほしい内容。
隈さんの考え方も知ることができて、非常に勉強になる本。
定期的にチェックしたい建築雑誌
新建築
日本の最新の建築物を紹介する建築専門誌。
現代建築を質の高い写真と図面などを用いて詳細に紹介しています。
最新の建築情報を知ることができるので、毎月、目を通すべき雑誌のひとつ。
建築知識
建築の専門知識をわかりやすく紹介している建築雑誌。読者の9割が建築専門家だそう。
構造や設備、法律、住宅等のテーマを毎月特集形式で掲載していて
実務を知るうえで必読の建築雑誌です!私は気になる特集の際に目を通すようにしてます。
建築学生が読むべき名著
SD選書
建築や建築史を中心に国内外の論考や伝記を紹介するシリーズ。
通称「黒本」とも呼ばれています。
学問としての建築を学ぶうえで必要な知識になってくるものばかりなので
気になるものがあれば、とりあえず読むを繰り返していくのがおすすめです。
その中でも読んでよかった本を以下で一覧にしました。
・SD選書 15 / ユルバニスム
・SD選書 156 / バウハウス
・SD選書 174 / 建築の多様性と対立性
・SD選書 184 / 建築家なしの建築
・SD選書 261 / パタン・ランゲージによる住宅の生産
原っぱと遊園地
建築家の青木淳さんの書籍。
青木淳さんと言えば、美術館や有名ブランド店舗の建築で著名な方です。
この本では、行為によりつくられる建築を「原っぱ」、行為が決まっている建築を「遊園地」として捉え
これからの建築の在り方を考えています。
建築学生の設計に対する考え方のひとつの助けになると思います。
陰翳礼讃
日本人の美意識を再認識させてくれる本。
デザインを学ぶ人は必ず読むべき書籍とされています。
素敵な写真とともに生活の中での陰影と美との関係などがわかりやすく論じられています。
以上でカテゴリー別におすすめの書籍を紹介させていただきました。
個人的にランキングを付けるなら、以下のとおりです。
1位:ゼロからはじめるシリーズ
2位:建築を楽しむ教科書
3位:建築を巡る旅。
1位の「ゼロからはじめるシリーズ」は特に建築を学ぶ学生や建築系の会社に勤め出した方におすすめしたい本。
2位と3位の「Casa Brutus 特別編集」は建築に興味のある方など幅広い方におすすめしたい本です。
「Casa Brutus 特別編集」は30日間無料で試せるkindle unlimitedでも読めるので、少しでも気になる方はぜひ一度試してみてください。