
令和7年4月に東京都江東区の豊洲にある「ブルーボトルコーヒー豊洲パークカフェ」に行ってきました。
スキーマ建築計画さんによる設計で、海を望む公園と一体的になったシームレスなカフェです。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を12枚の写真と併せて紹介していきます。
※この記事の内容は2025年4月時点のものとなります。
海を望む公園と一体的になったシームレスなカフェ

所在地 : 東京都江東区豊洲2-3-6
主要用途 : カフェ
設計 : スキーマ建築計画
竣工 : 2024年8月
営業時間 : 8:00 〜 19:00
休業日 : なし
※詳細は公式サイトをご覧ください
小さなボリュームが集まった親しみやすいファサードデザイン

建物を正面から見た様子。
高さが低く抑えられ水平に広がりを持つ、公園と一体的になるよう設計されたカフェ。

建物は小さなボリュームが合わさった形状をしていて、軒先のテラスなど親しみやすく居心地の良い空間を持ちます。

テラス席を見た様子。
公園の中の木陰のような半屋外の空間となっています。

壁面の上部や軒裏にはFRP(繊維強化プラスチック)が使用されていて、柔らかい光の空間を内外に作り出しています。
よく見ると柱の上部もFRPで覆われていました。

メインのボリュームの両脇には大きな屋根で覆われたテラス席があります。
ソファ席もありゆっくりと寛ぐことのできる空間になっていました。


ブルーボトルコーヒー豊洲パークカフェは、海を望むことのできる豊洲公園内にあるカフェ。
公園の開かれた環境に馴染むよう、高さの抑えられたボリュームの建築で、屋内や半屋外の空間が公園と連続するように計画されています。
テラス席では公園や遠くに見える海を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができます。
連続するレンガのデザインが特徴的な店内空間

店内から公園を見た様子。
視線の高さの壁面はガラスで覆われていて、外の景色を眺められるようになっています。

店内のイートインスペースを見た様子。
ガラスやFRPを透過した光が、明るく開放的な空間となっています。

カウンターやディスプレイの什器は、床と同じレンガで作られていて、外部と内部がシームレスに繋がるデザインとなっています。

キッチンスペースはステージのような空間になっていて、上部のFRPの天井は夜間になると光を放ちます。

店内のインテリアはレンガの色合いに馴染むようなものばかりで、FRPの天板や、朱色の支柱などがアクセントになっていました。

屋外から設けられたレンガが、店内にも連続していて什器も同様にレンガで構成されています。
設計のテーマが「シームレス」ということもあり、内外に継ぎ目のない公園と一体的な内部空間が作り出されていました。
インテリアも可愛らしいデザインで、天板がFRPのカフェテーブルもいい。
アクセスマップ

以上で、スキーマ建築計画さん設計による「ブルーボトルコーヒー豊洲パークカフェ」を紹介しました。
ブルーボトルコーヒー豊洲パークカフェは、豊洲公園内に新しく作られた公園と一体的になったカフェです。
外部の地面に設けられたレンガが、内部やカウンターなどの什器にも使われていて、シームレスなデザインとなっていました。
テラスからは公園や海を望む景色を見ることができ、また、テイクアウトすれば公園でゆっくりと過ごすこともできます。
春や秋など過ごしやすい季節に特におすすめの施設なので、皆さんもぜひ訪れてみてください。