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この記事では、Yチェアのリプロダクト製品「ユーノ」を紹介します。
Yチェアのリプロダクト製品は数多くありますが、その中でも特におすすめの１つ。
リプロダクト製品を購入するのに、品質やデザインへの不安もあると思うので、Yチェアとの違いや梱包状況まで細かくレビューしていきます。
Yチェアのリプロダクト製品を探している方は、ぜひ最後までご覧ください。
※この記事の内容は2025年1月時点のものとなります。
※記事内にPRを含みます。
Yチェアのリプロダクト製品を比較した記事はこちら。
【Yチェア リプロダクト おすすめ４選】口コミ件数100件以上のものを実際に比較してみた！
Yチェアのレビューはこちら。
【Yチェア徹底解説】買って後悔？10年以上愛用しているヘビーユーザーが本音でレビュー！
ユーノについて
FALTさんが販売している、Yチェアのリプロダクト製品「ユーノ」
カラーバリエーションが豊富で、フレームにオーク材を使用しているのが、この製品の特徴。
ユーノは、Yチェアのデザインに似せて作られた椅子で、背板のデザイン以外はほとんど同じです。
座面のペーパーコードの色にブラウンとグレーがあり、全部で8パターンのバリエーションがあります。
価格も比較的安く、2万円強で購入することができます。
楽天市場の評価も4以上と高く、レビューもいい。
使用木材：オーク材
カラー：ナチュラル × ナチュラル座面
ブラウン × ナチュラル座面
グレージュ × ナチュラル座面
ホワイト × ナチュラル座面
ブラック × ナチュラル座面
ブラウン × ブラウン座面
ナチュラル × グレー座面
ブラック × グレー座面
仕上げ：ウレタン塗装
サイズ：幅56cm、奥行き54cm、高さ79cm
座面サイズ：49cm × 42cm
座面高さ：43cm
重さ：4.5kg
※レビューするのは、ナチュラル×ナチュラルになります。
今回レビューする製品はこちら。
デザインについて
Yチェア（本物）との大きな違いは、「Uの字型の背板」です。
全体のプロポーションやサイズも異なるので、並べてみるとその違いがわかります。
正面や後ろから見るとわかりますが、製品精度も比較的よく、左右差もあまりありません。
Yチェアは立体商標権を取得していて、完全なリプロダクト製品は違法のため存在しません。
（Amazonで売られている完コピ品がありますが、税関で没収されて届かないことがあるので注意してください）
各部位の違いについて、以下で細かく見ていきます。
全体プロポーション
左がYチェアで、右がユーノ。
全体のプロポーションは似ていて、背板の形状を除けばかなりYチェアに近いデザインをしています。
Yチェアのデザインを詳しく知らない人が見たら、本物に感じるかもしれません。
背板とアーム
Yチェアとの大きな違いとなっている、「U字型の背板」
背板はYの字ではなく、上部が少しくり抜かれたUの字で、背中をサポートする面積が広いのが特徴です。
また、Yチェアは成形合板で作られているのに対して、ユーノは無垢材で作られています。
（成形合板の方が柔軟性があり、形状が安定します）
横から見るとYチェアよりも緩やかな傾斜で後退距離も長く、ゆったりと座れるようになっています。
背板の厚み自体は、Yチェアの9mmと同等のサイズでした。
アームは、Yチェアと同等の直径30mmの丸棒が使用されています。
どちらの椅子も背中の当たる部分が、斜めに削られていますが、ユーノの方がその面積が狭いです。
上から見ると、Yチェアの綺麗な曲線に対し、少し大きいのがユーノです。
アームの奥行き自体は同じ。
座面のペーパーコード
座面はどちらもペーパーコードで編まれていますが、中心部分の編まれ方が少し違うのがわかります。
ペーパーコード自体も少し異なり、Yチェアに使われているものは直径3mmですが、ユーノのものは直径4mmほど。
当然ですが、使用されている本数も違いました。
（Yチェアは幅 114本 奥行き 85本 ユーノは幅 101本 奥行き76本）
ペーパーコードの色はユーノの方が少し薄い色をしています。
脚と貫
前脚と後脚は、Yチェアは下に向かってテーパーがかかっているのに対して、ユーノはほとんど同じ太さ。
後脚の上部は、どちらもS字のようにうねったカーブを描いていますが、Yチェアは斜めの方向に、ユーノは外側の方向に向かって伸びています。
前後の貫は、Yチェアは中心部が膨らんでいて、先端に行くほど細くなっていますが、ユーノはほぼ直線状。
サイドバーは、どちらも前方に向かって傾斜がついたデザインですが、Yチェアは前方に向かってテーパーが、ユーノは後方に向かってかかっています。
仕上げについて
オーク材×ウレタン塗装
オーク材（ナチュラルカラー）を選びましたが、仕上げ自体は結構綺麗な印象。
木材は無垢材（木材そのもの）が使用されていて、継ぎ足されているような部分も特に見受けられませんでした。
オーク材なので、比較的はっきりとした木目で、ベージュ〜やや茶色の見た目をしています。
クリアのウレタン塗装がされていて、若干塗装ムラがある印象。
全体的な印象として、比較的綺麗に感じました。
ザラつきや引っかかりもなく、滑らかに仕上げられています。
細かい点を見ると「アームと背板の接続箇所」には隙間はあまりなく、「座枠と前脚の接合箇所」も比較的綺麗。
「脚裏の面取り」は全体的に軽くされていましたが、脚裏フェルトが小さい箇所が2箇所といった感じ。
このレベルが気になる人は、Yチェアを購入するのがいいと思います。
座り心地について
製品サイズ
製品サイズを実測しましたが、概ね公称サイズどおりでした。
Yチェアと比較すると以下のとおり。奥行き方向に大きいのがわかります。（製品誤差はあるかもしれません）
| 幅 | 奥行き | 高さ | |
|---|---|---|---|
| Yチェア | 55cm | 51cm | 74cm |
| ユーノ | 56cm (56.5cm) | 54cm (61cm) | 79cm (76.5cm) |
※（ ）内の数値が実測サイズ
座面高さ
座面高さも公称サイズの43cmどおりでした。
日本人向けのYチェアの43cmと同じ座面高さです。
椅子脚フェルトがついた状態での高さなので、このまま使用できます。
座面サイズ
座面サイズの公称サイズは49cm×42cmですが、実測すると48cm×41cm。
Yチェアの48cm×42cmとほとんど同じ大きさ。（製品誤差はあるかもしれません）
実際に座った感覚
座面高さとサイズはYチェアとほぼ同じなため、Yチェア同様の座りやすさ。
一方で背板部分が長く、奥行き方向に大きいので、背中を支える感じは異なります。
座面高さも43cmと座りやすい高さで、ペーパーコードもハリがあって座りやすいです。
座面サイズもYチェアとほとんど同じなので、座り心地もほぼ同じ。
ただし、ユーノは奥行き方向に10cm程大きく、高さも少し大きいため、座った感覚はYチェアよりもゆったりした感じです。
個人的にはYチェアの方が好き。
強度について
製品保証・試験成績
試験成績書は特にありませんでしたが、製品保証については、商品ページに「1年保証」の記載がありました。
保証書の類の同梱はなし。
実際に座った感覚
座ってみて音がするとか、ガタつきがあるといったことはありませんでした。
体重をかけて座ってみても特に問題なし。
価格が比較的安いこともあって、少し心配していましたが、強度についても問題なさそう。
1年保証の記載もあるので、万が一不良品に当たった場合は対応してもらいましょう。
梱包状況も併せて紹介
外箱と梱包材
外箱の様子。裏面左下に結構大きな穴が空いていました。
梱包サイズは、55.5cm × 63cm × 78cmの結構大きな箱に入っています。
箱を開けてみた様子。
椅子全体がきちんと養生されていました。
初期傷の有無
椅子を取り出してみた様子。
全体的にしっかりと養生されていたためか、傷等は見当たりませんでした。
大きめの箱に入っていて、しっかりと養生されていたため、特に傷等は見当たりませんでした。
梱包に関しては安心できると思います。
（まとめ）ユーノはこんな人におすすめ
ユーノは、リプロダクト製品の中でも比較的安価で、Yチェアのデザインを持つ椅子。
全体的にバランスの取れた製品なので、オーク材のYチェアが欲しいけれど、手が届かない人に特におすすめです。
結論、Yチェアが欲しいけど価格的に敬遠している人にはかなりいいと思います。
細かいところを見るとYチェアには及びませんが、全体的な仕上がりは満足できるレベル。
製品精度も比較的良く、Yチェアの1/5程度の価格でおすすめなので、皆さんもぜひ使ってみてください。
今回紹介した製品はこちら。
Yチェアのリプロダクト製品を比較した記事はこちら。
【Yチェア リプロダクト おすすめ４選】口コミ件数100件以上のものを実際に比較してみた！
Yチェアのレビューはこちら。
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