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令和2年10月に千葉県市原市にある「市原湖畔美術館」に行ってきました。
建築家の川口有子さんと鄭仁愉さんによる設計で自然とアートが一体的なリノベーションで誕生した美術館です。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を10枚の写真と併せて紹介していきます。
掲載している写真はクリック(スマホは2回タップ)すると拡大できます。コメント付きなので、記事の内容と併せてご覧ください。
※この記事の内容は2020年10月時点のものとなります
アートウォールが作り出す特徴的な外観
所在地 : 千葉県市原市不入 75-1
主要用途 : 美術館
設計 : カワグチテイ建築計画
開館時間 : 曜日によって異なる
休館日 : 月曜日
※詳細は公式サイトをご覧ください
千葉県の市原市にある高滝湖を望む公園にある美術館。
1995年に建設された既存の展示施設が、2013年にリノベーションされて誕生しました。
既存の建築物の仕上げ材をすべて取り除き、構造体であるコンクリートと持っていた回遊性を残して改修。
アートウォールと呼ばれる、亜鉛メッキの折板鋼板を内外に挿入することで、特徴的な外観や内部空間を構成しています。
建築と一体的となった恒久のアート作品たち
空間の間を埋めるように置かれた恒久的なアート作品たち。
印象的だったのは、階段や屋上に置かれた700本にも及ぶチューブ群です。
曲げたり、登ったりしてはいけない。禁止行為の表示もかわいらしくて魅力的な建築の一部となっていました。
既存の構造体が作り出す展示空間
内部の展示空間は現しの天井による、既存の柱や梁が印象的な空間で
その構造体の間に挿入された、アートウォールが展示空間を作り出していました。
吹き抜けを持つ大きな空間や小さな展示室を回遊しながら楽しむことができる構成。
湖畔を見ながら食事を楽しむレストラン
敷地内には美術館に隣接してレストランがあります。
外観は美術館と同じ折板鋼板を使っていて、一体感のある見た目をしています。
房総の旬の食材を使ったピザをいただくことができます。
アクセスマップ
小湊鉄道の高滝駅から徒歩で約20分の位置にある美術館。
展示室や屋上を回遊しながらアート作品を見ることができてとても面白い美術館でした。
公園にもいくつか作品が置かれ、揚水機がオブジェとなった展望塔からは、美術館だけでなく、高滝湖を一望できます。
とても素敵な美術館だったので、気になる方はぜひ一度訪れてみてください。