【全国にある一度は行きたい美術館】旅行の目的地にしたい美術館を厳選して紹介!(23選)

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けんちくみならい
けんちくみならい

日本各地にある一度は行きたい美術館をまとめてみました。

その土地に根差した魅力的な美術館ばかりなので、旅行の際に立ち寄ってほしいところ。

記事の最後にマップも掲載しているので、最後までご覧いただけると嬉しいです。

目次から飛ばして見ることもできます。

北海道

モエレ沼公園 HIDAMARI / イサム・ノグチ

・公園を象徴するモニュメントであり、屋外の環境を直接反映し、夏は芝生で切り取られた青空と、冬は雪原の美しさと一体となる

・単純なピラミッドではなく、三角形と四角錐、立方体が組み合わされた複雑な形態

モエレ沼公園
けんちくみならい
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ルーブル美術館のガラスピラミッドへのオマージュ。定期的に美術展が開催されています。また、モエレ沼公園全体で四季折々の魅力を感じることができます。


青森県

十和田市現代美術館 / 西沢立衛

・個々の展示室を「アートのための家」として独立させ、敷地内に建物を分散して配置し、それらをガラスの廊下でつなげている

・分散型の構成は、広場と建物が交互に並ぶ官庁通りの特徴から着想を得ており、アート作品と都市が有機的に混ざり合う

十和田市現代美術館
けんちくみならい
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「アートのまち」を構成する現代美術館。

アート作品がまちに向かって展示されているかのうような開放的な構成が特徴の建築。


弘前れんが倉庫美術館 / 田根剛

・明治・大正期に建設された煉瓦造の建物の耐震性能を高めつつ、残せるものは可能な限り残す「記憶の継承」をコンセプトとして再生

・館内にはコールタールの壁面のほか、古い階段、木造の壁などが残されており、建築を過去と対話しながら未来へつなぐ「延築」を実践している

弘前れんが倉庫美術館
けんちくみならい
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朱色のれんがとシードル・ゴールドの屋根が特徴の美術館。

寒冷地においても耐えることのできるチタン材を屋根に使用し、出入り口のアーチをかまぼこ形状にすることで、雨や雪をしのぐことのできるよう計画されています。

奈良美智さんのゆかりの地にある美術館で、すでに複数回の展覧会が行われているほか、エントランスには「A to Z Memorial Dog」がいます。


千葉県

ホキ美術館 / 日建設計

・プレーンな壁と絵画しか存在しない写実絵画専門の美術館

・可能な限りシンプルな空間構成(壁面の目地、ピクチャーレール、ワイヤーを排除し、鑑賞の際に絵画以外視界に入らないよう設計されている)

ホキ美術館
けんちくみならい
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写実絵画専門の美術館。森に面した場所で癒しの空間を体験できます!意匠が特徴的ですが、絵画に集中できる洗練された内部空間を持ちます。


市原湖畔美術館 / カワグチテイ建築計画

・1995年にオープンした観光・文化施設「水と彫刻の丘」のリノベーションにより2013年に誕生した

・コンクリートの構造体だけを残し、そこにアートウォールと名付けたスチール折版を縫うように挿入して、様々な空間を創出している

市原湖畔美術館
けんちくみならい
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ユニークな空間構成をアートや周辺の湖と一体となって体験できる美術館。

当時珍しかったリノベーションのプロポーザルコンペによって実現した建築物。


埼玉県

角川武蔵野ミュージアム / 隈研吾

・大地から隆起してきたような石のミュージアム

・割肌仕上げの花崗岩2万枚による外装、ランダムな石の配置による不均一さ

・内部には無限に上昇していくような本棚劇場

けんちくみならい
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石の建築!圧倒的な存在感と石の割れ肌仕上による表情がとてもいい。背景にして写真を撮影したら映えますね。

内部の本棚劇場も圧巻です!


埼玉県立近代美術館 / 黒川 紀章

けんちくみならい
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グリッドのフレームと曲面ガラスの正面ファサードが特徴的な建築。

「今日座れる椅子」として、名作椅子がいくつも置いてある現代美術館です。

名作椅子に座りながら展示を楽しめるので、椅子好きは絶対に行くべし。


東京都

東京都現代美術館 / 柳澤孝彦 + TAK建築・都市計画研究所

・「都市のランドスケープ」「現代美術の集積回路」「美術と出会う劇場」をテーマとした現代美術を展示する建築空間

・入口のホールは公園の幅一杯に伸びる長さ160mの空中に浮遊したようなガラスの直方体とし、美術館と公園の視覚的な相互貫入の役割を担う

東京都現代美術館
けんちくみならい
けんちくみならい

下町に建つ現代美術の拠点となる建築。2019年にリニューアルオープンし、長坂常さんらがデザインした什器やサインも見どころです。


国立新美術館 / 黒川紀章

・「森の中の美術館」をコンセプトに設計され、波のようにうねるガラスのカーテンウォールと円錐形の正面入口が個性的な外観を創出

・隣接する青山公園など、地域の緑に溶け込むよう植栽され、四季折々の風景を楽しむことができる

国立新美術館
けんちくみならい
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ガラスのカーテンウォールがかっこいい建築。吹き抜けのカフェスペースも居心地がよくて好きです。都内の美術館では外せない場所。


すみだ北斎美術館 / 妹島和世

・スリットでゆるやかに分割された外観とすることで周辺の下町市街地のスケールとの調和を図っている

・外壁に淡い鏡面のアルミパネルを使用することで、やわらかく下町の風景が映り込み、周辺地域の風景に溶け込む

すみだ北斎美術館
けんちくみならい
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スリットが特徴的な建築。内部からはアルミパネルに反射した景色やスカイツリーも見ることができます。葛飾北斎に関する情報を発信する美術館です。


国立西洋美術館 / ル・コルビュジェ

・「近代建築の5つの要点」を具体的に表現している。また、無限成長美術館の思想を体現している

・これらに加えて、日本における近代建築運動に大きく貢献したことが評価され、2016年7月17日に世界文化遺産に登録された

けんちくみならい
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都内で唯一のコルビュジェ建築!改修を経てコルビュジェが意図した姿になりました。植栽は最小限になり、柵が透過性のあるものに変更されました。


静岡県

ねむの木こども美術館 どんぐり / 藤森照信+内田祥士

・ドーム型の展示室の屋根部分は鋼板を杮葺きしたもので、その姿がどんくりに似ていることから、どんぐりという名称になっている

・ドームに隣接する棟は芝棟と呼ばれ、屋根の頂部に土を盛り、崩れないよう草が植えられ、青々とした芝生と赤い花が咲く

けんちくみならい
けんちくみならい

どんぐりのような見た目がかわいい建築。建物の下部には子どもたちによる麦の絵が描かれています。


静岡県富士山世界遺産センター / 坂茂

・北棟、西棟、展示棟から構成され、展示棟では1階から5階(最上階)を繋ぐらせんスロープを登りながら展示を鑑賞(擬似登山体験)

・センター前面に湧き水を引き込んだ水盤とつくり、建物の象徴である逆さ富士を水面に表現するとともに、浅間大社とのネットワークを形成する

静岡県富士山世界遺産センター
けんちくみならい
けんちくみならい

世界遺産を将来へ伝えるための施設。県産材の檜の木格子が逆さ富士を表現していて、展示棟となっています!


石川県

鈴木大拙館 / 谷口吉生

・緑地を背景に、石垣や水景など金沢を象徴する景観を基本に設計

・3つの棟と3つの庭から構成され、それぞれの空間を回遊することで、鈴木大拙について知り、学び、考えることが意図されている

鈴木大拙館
けんちくみならい
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禅の世界観を体験することができる美術館。イラストの思想空間の建物では暗く落ち着いた空間から外を眺めることで精神集中ができます!


金沢21世紀美術館 / SANAA

・金沢市の中心部に位置し、誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館

・表と裏のないガラスのアートサークルが採用され、トップライトや光庭など明るさや開放感にも十分に配慮されている

金沢21世紀美術館
けんちくみならい
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建築とアートと街が融合し、まちに開かれた公園のような美術館。

金沢を代表するスポットで、なかでも「レアンドロのプール」や「タレルの部屋」といった常設展示が有名です。


愛知県

豊田市美術館 / 谷口吉生

けんちくみならい
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光のシークエンスや展示室の空間構成を変えることで、身体感覚をリセットし、次の空間の作品を体感する建築。

夜の外観は乳白色のガラスが光を放ち、ランタンのように水面に浮かび上がります。


豊田市博物館 / 坂 茂

けんちくみならい
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内外に続く木梁の構造パターンが特徴的な博物館。

豊田市美術館と一体的なランドスケープデザインや坂茂さん特有の紙管によるカフェも館内にあります。


岐阜県

多治見市モザイクタイルミュージアム / 藤森照信

けんちくみならい
けんちくみならい

藤森照信さんによる設計で、かわいらしい絵に描いたような見た目の建築。

山のように盛り上がる黄色い土とタイルの破片による外観が特徴です。

タイルの情報や知識、技術などを学ぶことができる施設で、体験工房もあります。


京都府

京都国立近代美術館 / 槇文彦

・京都のグリッドと岡崎公園の左右対称を象徴し、外観は「花崗岩のグリッド」と「対称性を持った正面デザイン」が特徴的

・平安神宮の大鳥居より低くする建築制限のなか、トップライトやガラス張りの階段室、水路が見渡せる連続窓により開放的な空間を設計

京都国立近代美術館
けんちくみならい
けんちくみならい

グリッドとシンメトリーな外観がかっこいい建築。高さを抑えた建築ですが、内部は開放感を感じることができます。


京都市京セラ美術館 / 青木淳 + 西澤徹夫

・現存する最古の公立美術館を現代に生きる空間として再整備し、保存するだけでなく、新たな機能・魅力を付加した

・エントランス前の広場を中央に向かって下がるスロープ状の広場とし、ガラスを境界に嵌め「ガラスリボン」と呼ばれる空間を創出

京都市京セラ美術館
けんちくみならい
けんちくみならい

大規模リニューアルが行われ、一新された建築。京都に行ったら外せない美術館!


大阪府

大阪中之島美術館 / 遠藤克彦

・美術館の中心にある1階から5階までの吹き抜け天井から、柔らかく光が降り注ぐ立体的な空間としてのパッサージュが特徴

・「さまざまな人と活動が交錯する都市のような美術館」がコンペにおける提案の核

大阪中之島美術館
けんちくみならい
けんちくみならい

黒い箱が宙に浮かんでいる外観とパッサージュが特徴の美術館。周囲の建築に埋もれないように黒を選んだそう!


香川県

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 / 谷口吉生

・巨大な壁画やオブジェのある伸びやかなファサードが駅前広場と内部空間をゆるやかに結び付ける

・館内は自然光に溢れ、軽やかで開放的な空間を持つ3層構造。2階には対照的な2つの展示室、3階には天井高7mの展示室を有する

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
けんちくみならい
けんちくみならい

外観は巨大な壁画とオブジェが特徴的。駅前広場と美術館がゆるやかに繋がっています!


愛媛県

今治市伊東豊雄建築ミュージアム / 伊東豊雄

・伊東豊雄の作品を展示するスティールハットと、旧自邸を再生したシルバーハットの2棟で構成されるミュージアム

・スティールハットは、4種の多面体が結晶のごとく連結した構成で、一辺3mの正三角形と正方形面からなる

今治市伊東豊雄ミュージアム
けんちくみならい
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2013年にプリツカー賞を受賞している伊東豊雄さんのミュージアム。

瀬戸内海を背景にして、イラストのスティールハッとやシルバーハット、屋外展示が点在する美術館です。


大分県

大分県立美術館 / 坂茂

・1階はガラス張りとし、2層吹き抜けのアトリウムにミュージアムショップとカフェを設けることで、日常的に人々が集まるような仕掛けを計画

・道路側のファサード前面を開閉可能なガラス水平折戸とし、人々が自由に行き来できるパブリックスペース=縁側としている

大分県立美術館
けんちくみならい
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出会いと五感のミュージアム。什器が坂さんのデザインによるものだったり、杉材や日田石、七島イといった県産材も多く使われているそう。


MAP(全国にある美術館)

けんちくみならい
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全国にあるおすすめの美術館をピン留めしました。

記事内で紹介した施設以外もピン留めしてあります!

美術館を目的に旅行するのもおすすめです。参考にしてみてください!(随時更新中)

その他の美術館のピン留めリスト(施設名をクリックすると、公式サイトのリンクに飛べます)

(北海道)

国立アイヌ民族博物館 / 久米設計

(青森県)

青森県立美術館 / 青木淳

(栃木県)

那須芦野・石の美術館 / 隈研吾

(東京都)

21_21 DESIGN SIGHT / 安藤忠雄

アーティゾン美術館 / 日建設計

(神奈川県)

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 / 大髙正人

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム / 坂倉準三

神奈川県立近代美術館 葉山館 / 佐藤総合計画

横須賀美術館 / 山本理顕

(群馬県)

太田市美術館・図書館 / 平田晃久

(静岡県)

MOA美術館 / 杉本博司+榊田倫之(新素材研究所)

(長野県)

軽井沢千住博美術館 / 西沢立衛

長野県立美術館

 本館 / 宮崎浩(プランツアソシエイツ)

 東山魁夷館 / 谷口吉生

(石川県)

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 / 谷口吉生

(福井県)

福井県立恐竜博物館 / 黒川紀章

(滋賀県)

MIHO MUSEUM / I.M.ペイ

(香川県)

地中美術館 / 安藤忠雄

豊島美術館 / 内藤礼+西沢立衛

(島根県)

足立美術館

(大分県)

COMICO ART MUSEUM YUFUIN / 隈研吾