
令和7年3月に東京都新宿区の神楽坂にある「la kagu」に行ってきました。
建築家の隈研吾さんによるデザイン監修で、大地のように隆起する木のデッキが特徴的な商業施設です。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を11枚の写真と併せて紹介していきます。
※この記事の内容は2025年3月時点のものとなります。
神楽坂の街と繋がる商業施設

神楽坂の駅前と緩やかに繋がる木のデッキと階段が特徴的な建築。
大地のように隆起している広場が、人々の溜まり場にもなっていました。
所在地 : 東京都新宿区矢来町67番地
主要用途 : 商業施設
デザイン監修 : 隈研吾建築都市設計事務所
設計 : 清水建設
開館時間 : 11:00 〜 20:00
休館日 : 無休
※詳細は公式サイトをご覧ください
倉庫がリノベーションされた建築

元は新潮社の倉庫として使われていた施設。
リノベーションにより、1階部分は外壁が大きく取り払われて、街に開かれた商業施設となっています。

施設名の「la kagu」は神楽坂に住むフランス人が神楽坂をそう呼ぶことから名付けられています。

倉庫として使われていた当時の波板スレートの外壁。
程よく汚れたスレートがいい雰囲気を作り出しています。

2階部分だけ見れば倉庫のような外観ですが、1階部分とデッキが街に開かれることで、神楽坂の街並みと一体的になっていました。
繊細なあやとりのような鉄骨フレームが特徴的な内部空間

2階は天井高さのある大空間で、あやとりのように繊細に張り巡らされた鉄骨フレームが特徴的な空間。
鉄骨や天井材が白く塗られていて、元が倉庫といった印象は全く無く、店内が明るく綺麗な印象を受けました。

1階・2階ともにAKOMEYA TOKYOのショップになっていました。
1階から2階に上がるととても開放的な空間に。



2階は雑貨を中心とした商品が並んでいて、ゆったりとした空間で商品を見ることができました。
開放的な空間なので、楽しみながら商品を見れるのがとてもいい。

2階は大きな空間が広がり、とても開放的なスペースに。
倉庫当時の鉄骨フレームが白く塗られ、細かく張り巡らされた鉄骨フレームが繊細な雰囲気の空間と創り出していました。
1階・2階ともAKOMEYA TOKYOが入る

1階にはAKOMEYA 食堂とショップが入っていて、AKOMEYAさんの雰囲気の内部空間でした。
食堂ではもちろん食事をすることができます。

1階のショップは食品を中心とした品揃えでした。
見ていて飽きない店内ですが、外の雰囲気も感じられる空間。

1階は2階よりもAKOMEYAさんの雰囲気が感じられる空間でした。
たくさんの商品が並んでいるので、見ているだけでも楽しむことができます。
AKOMEYA食堂もあって食事をすることもできる。
アクセスマップ

以上で、建築家の隈研吾さんがデザイン監修による「la kagu」を紹介しました。
la kaguは神楽坂駅前にある街と緩やかに繋がる建築。
木の階段とデッキによる外部空間がとても居心地がよく、私が訪れた昼過ぎには、階段で本を読んだり、犬と休憩している人などが居ました。
とても魅力的な建築なので、皆さんもぜひ訪れてみてください。