
令和7年3月に東京都杉並区の高円寺にある「座・高円寺」に行ってきました。
建築家の伊東豊雄さんによる設計で、丸窓が創り出す幻想的な内部空間が特徴的な劇場です。
建築の特徴と実際に訪れた際の記録を13枚の写真と併せて紹介していきます。
※この記事の内容は2025年3月時点のものとなります。
丸窓が創り出す幻想的な内部空間が特徴的な劇場

東京都杉並区の高円寺にある「座・高円寺」
朱色の壁と丸窓に囲まれた吹き抜け階段が印象的な建築で、2つの劇場のほか、阿波踊りホールやカフェが入っています。
所在地 : 東京都杉並区高円寺北2丁目1−2
主要用途 : 劇場
設計 : 伊東豊雄建築設計事務所
営業時間 : 9:00 〜 22:00
休業日 : 年末年始・館内整理日
※詳細は公式サイトをご覧ください
階段を中心とした各フロア

1階エントランスからロビー空間を見た様子。右手に劇場が入る。
丸窓や丸い照明が床を照らしています。

地下2階のロビーを見た様子。
右手に劇場、後ろに阿波踊りホールが入る。

3階カフェを見た様子。
湾曲した高い天井が特徴的な空間で、朱色壁と天井による落ち着いた空間で寛ぐことができます。


各フロアの様子はこのような感じで、そこまで大きい施設ではない印象。
3階にはカフェが入っていて、食事やコーヒーを愉しむことができます。
頂いたメルノワというスイーツがとても美味しかったです。
丸窓と丸い照明が特徴的な吹き抜け階段

階段の吹き抜け部分を見上げた様子。
丸窓と丸い照明がプラネタリウムのような幻想的な空間を創り出していました。

地下1階から階段を見た様子。
階段の手すりの丸い部分は照明が埋め込まれていて、丸窓と連続したデザインになっています。

地下2階から階段を見上げた様子。
うねるような階段の下には赤いフェルト生地の椅子があり、ここで寛ぐこともできます。

階段を見下ろした様子。
ロビーの照明も床を丸く照らしいていて、円形のデザインが連続していました。

朱色の壁面が特徴的な内部空間。
仕上げは珪藻土による左官で、自然な風合いが柔らかい印象を作り出していました。

丸窓と丸い照明が作り出す印象的な吹き抜け階段。
ゆとりのある階段を上り下りするだけで、幻想的で楽しい空間でした。
よく見るとロビーの照明も床を丸く照らしていることに気づいて驚きました。
大きなテント小屋のような外観

建物を正面から見た様子。
湾曲した屋根がテント小屋のような外観を構成しています。

内部空間を印象的なものにしていた、丸い窓が外観にも不規則に現れていました。
粗密を持って配置されているのがよくわかります。


外観は大きなテント小屋のような見た目をしていて、印象的な内部空間を作る丸窓がポツポツと設けられています。
座のロゴは、新たな文化を創出することをイメージして作られているそう。
アクセスマップ

以上で、建築家の伊東豊雄さん設計による「座・高円寺」を紹介しました。
座・高円寺は高円寺駅から徒歩5分程の立地にある劇場。「朱色の壁」と「丸窓」が幻想的な内部空間を創り出していました。
3階にはカフェも併設されていて、幻想的な雰囲気のある空間で食事を愉しむこともできます。
とてもおすすめの施設なので、皆さんもぜひ訪れてみてください。