東京・三田にある高輪ゲートウェイ駅に直結する、MoN Takanawa:The Museum of Narratives。
Mon Takanawaは100年先に文化をつなぐ、複合型のミュージアム施設。
外装デザインを隈研吾建築都市設計事務所、
設計をJR東日本や日本設計、日建設計が構成する共同企業体が行なっています。

高輪ゲートウェイ駅周辺に計画されている、TAKANAWA GATE WAY CITYに新しく誕生した、螺旋状の建築。
MoN Takanawa :The Museum of Narratives が2026年3月28日にオープンしました。

駅から続く歩行者通路で、直接アクセスすることができる、新しい街の象徴。
周囲のタワー建築とは対照的に、自然や地域に根ざした低層の建築になっています。
高輪ゲートウェイ駅から直接行くことができるMoN Takanawa。
タワー棟の足元を抜けると現れる、渦巻く低層の建築がとても印象的。

外装は隈研吾さんによるもので、大地から空へ昇るようなスパイラル状のデザイン。
ふんだんに用いられた木材と植物が構成する外装は、都心にありながら自然を感じさせる外観を作り出しています。

また、植物は、7種類の色鮮やかな樹種がランダムに植えられていて、季節によって異なる表情を作り出します。
渦巻くスパイラルのデザインは「大地と空」、「過去と未来」が接続するというコンセプト。
物語を紡ぐというMoNの理念を反映した、美しいファサードデザインになっていました。

内部は吹き抜け空間が多く、低層の建築ながら「開放感」や「広がり」を感じられる構成になっています。
また、外装を巡るスロープや、吹き抜けを繋ぐ階段が、回遊を促す計画になっていました。

美術館といえば閉じた印象ですが、MoNは壁が少なく、開放的で明るいスペースが多い、開かれた美術館になっています。
低層の建築ですが、中に入ると非常に広がりを感じる空間になっています。
内外に連続するスロープや、階段を巡ると様々な場所があり、歩いているだけで楽しい建築でした。

6階に設けられた「足湯テラス」では、行き交う電車や街を眺めながら、ゆっくりと過ごすことができます。
海外では、温泉付きの美術館として話題になっているそう。

4階のTATAMIは、約100畳の広大な畳のスペースとなっていて、和の文化とテクノロジーを融合した、ユニークな体験が企画されています。
足湯にも実際に入ってみましたが、とても気持ちが良く、景色や四季を感じながらゆっくりと過ごすことができます。
世界的に見ても珍しい足湯のある美術館、日本の文化の拠点として相応しい施設だなと感じました。

2階のBox300では、2026年6月6日まで「ひらけ モン!展」が開催されています(入場無料)。
美術館名称にもなっている、Narrative(物語)を知ることができる展示。

MoN Takanawaが誕生するまでの、構想から建設までのストーリーを知ることができ、
建築模型やデザインヒストリー、建設に関わる映像など、建築にまつわる展示を余すことなく見ることができます。
MoNの物語を知ることができる展示。
特に建築やデザインに興味がある方にとっては、とても面白い内容になっています。
これが無料で見られるのが嬉しい限り。

2026年3月にオープンした、螺旋状の開かれた美術館。
世界的建築家の隈研吾さんが外装デザインを行なった、これまでにない複合型ミュージアムになっています。
MoNには「門」と「問」という意味があり、来館者が問いを起点に、新しい可能性の門を開くという思いが込められています。
外装デザインに注目していましたが、内外のパブリックスペースも心地よく、巡っているだけで楽しい建築でした。
今後も文化創造の拠点として、様々なイベントが開催されるので、定期的に訪れたいなと思います。
2026年6月6日まで「ひらけ モン!展」が開催中なので、この機会にぜひMoN Takanawaを訪れてみてください。
