東京・原宿にコーヒーとカルチャーを融合した複合施設「Quaro」が2026年2月11日にオープン。
Quaroは「Quad=4」と「RO=濾」を組み合わせた名称で、4層構造の建物の各層でコーヒーを中心とした異なる体験ができる施設になっています。
設計は、SUPPOSE DESIGN OFFICEの吉田愛さんによるもので、人工と自然の調和をコンセプトに、感覚に刺激を与えるような建築を数多く手掛けられています。
Quaroは単なるカフェではなく、都市の中で感覚を回復させる、新しい体験ができるカルチャースペースです。

原宿のキャットストリートに面した場所にある「Quaro」
外観は茶色を基調に、少し角度を変えて積層されたようなファサードデザインとなっていて、デジタル表現として搭載されたLEDスクリーンが、流れるようなグラデーションを演出しているのが特徴です。


メディアファサードのディレクションは、映像作家の橋本麦(はしもとばく)さんで、「遅さ」と「暗さ」をコンセプトに、コーヒーの「濾過」や「下降」をイメージしたビジュアルになっています。
LEDに映し出される映像は、天候や時間帯で異なり、その時ならではのゆるやかに流れるようなグラデーションを見ることができます。
注意を引くための演出ではなく、風景の一部となるような光の表情が投影されています。

2階は音楽と味わいを提供するミュージックバー。
天井に設けられた木のルーバーや、壁一面の和紙が印象的な空間になっていて、柔らかさや温かさを感じられる場所になっています。


スリットのように設けられたスピーカーや、六角形を組み合わせたアートのようなスピーカーからは、Quaroのためにセレクトされたレコードの音楽が流れています。
ミュージックバーは、音楽と味わいを通して、リラクゼーションを生み出すResonanceを体感することができる空間。
スチールのオリジナルの椅子やテーブルが空間を引き締めているのも印象的でした。

1階は、原宿の活気を感じるキャットストリートに面したオープンなカフェ。
街の賑わいを受け止め、都市のフィルターとなる場所になっていて、Quaroの特性ブレンドや職人が作るペイストリーをメインに提供されています。


電球を組み合わせた雲のような照明や、質感を感じる大きな石など、「無機質な物質」と「有機的な素材」のコントラストを感じる、洗練された空間になっています。
アートやインスタレーションのようにも感じる照明やテーブルが印象的なカフェ。
人が流れていくようなキャットストリートで足を止め、自然と都市の融合を感じられる空間になっています。

地下1階は、地上の喧騒から少し離れた、モダンで洗練された特別感のあるロースタリーとラボ。
予約制でコーヒーの焙煎から抽出といった、コーヒーの深い体験ができる場所になっています。


カフェで提供されている、シングルオリジンの焙煎も奥のラボスペースで行われています。
明るさが抑えられた落ち着いた雰囲気の中で、コーヒーに集中することができる空間。
予約制ですが、生豆からコーヒーへと至るプロセスを体験をすることができます。

東京・原宿に誕生したコーヒーとカルチャーを融合した複合施設「Quaro」
コーヒーや音楽、空間を通して、五感を刺激するような体験ができる場所になっています。
各層で異なる空間デザインは、コーヒーにまつわるカラーで構成されているのも特徴です。
2階のミュージックバーでは、1階のカフェでは提供されていないモクテルや、アートプリントされたラテなどが提供されています。
コーヒーの香りや味わい、厳選された音楽に触れることで「感覚」を回復することができる新しいカルチャースペース。
2階のミュージックバーで提供されるラテアートは月毎に変わるため、定期的に訪れる楽しみも。
3階は、ギャラリー兼ポップアップスペースになっていて、期間限定でオープンするようです。
詳細は公式サイトをご覧ください。

