神奈川・葉山の海沿いに佇む「神奈川県立近代美術館 葉山館」
神奈川県立近代美術館の3つ目の建物として誕生したこの建築は、
鎌倉にある本館と別館を補完するものとして、自然が体感できる美術館になっています。
今回はそんな自然に囲まれた美術館を紹介していきます。

立地は、山と海に挟まれた場所にあり、葉山を象徴するような自然豊かな場所にあります。
そのため、周囲の景観と調和するよう、低いボリュームの建物が、中庭を囲うように配置されています。

高さは10m以下になるよう計画されているほか、白い花崗岩の外装とすることで、周囲の自然と調和するデザインになっています。
建物自体の調和はもちろん、さまざまな場所からアクセスできる計画になっていて、周囲の環境と一体的な美術館になっていました。
敷地内には彫刻をはじめとしたアート作品もあり、写真の「こけし」はイサム・ノグチさんによるもの。

建物にはガラスが多く用いられ、自然光が降り注ぐ内部空間になっています。
エントランスだけでなく、展示室にも自然光が採り入れらているのが特徴で、これは学芸員さんの意見が取り入れられているそう。

美術館は2つのボリュームが中庭を介して繋がっていますが、それをガラスの庇が繋いでいるのも特徴です。
建物内は、天井や壁面に設けられたガラスの開口部から降り注ぐ光が、とても印象的な空間になっていました。
また、ガラスの庇が建物を繋ぎ一、つの建築物として連続性を作り出しています。

美術館を構成する2つの建物のうち、カフェやミュージアムショップが入る建物が海に面してあります。

カフェの中からは、植栽が邪魔して海はあまり見えませんが、
テラスから眺める景色は抜群で、晴れていれば富士山も見ることができます。
展示を観なくても、このカフェを利用することができるので、気軽に利用することが出来ます。
空いていれば、絶景のテラス席を利用するのがおすすめ。

葉山の自然を体感できる、周囲の環境と調和した美術館。
ガラスの開口部によって、自然光が採り入れられている内部空間を持ちます。
また、景色が綺麗な海沿いに立つ建築で、特にカフェからの景色が抜群です。
葉山の自然を感じることができる美術館で、自然が好きな自分はとても好きな場所でした。
海がとても近いので、併せて散策するのもおすすめ。
訪問した際の建築VlogをYouTubeで公開予定です。よければご覧ください。
