静岡県の熱海にある、アカオフォレストという施設内に、建築家の隈研吾さんが設計した樹木のようなカフェがあります。
アカオフォレストは、ローズガーデンや神社、フォトスポットなどもあり、その中の一つの施設としてあるCOEDA HOUSE。
コエダハウスの名前のとおり、木の小枝が積層されたような構造が特徴の建築です。
今回はそんな樹木のようなカフェを紹介していきます。

外から見ると、水平に伸びる大きな屋根が特徴的な建築です。
枝を張り出した大きな樹木のような建築で、4方向がガラスで覆われ、壁が主張せず、自然の樹木のような見た目になっています。
ぱっと見、樹木のような外観で、建築というより、風景に溶け込む大きな木という印象でした。
周囲の風景の邪魔をせず、向こう側の景色が透けて見えるのが特徴的な外観。

この建築の構造は、積層された80mm角の細長いヒノキの枝が構造体になっています。
その内部をカーボンファイバーが巡り、ヒノキ材を固定されることで、構造体が補完されています。
よく目を凝らすと、細いシルバーのワイヤーのようなもの(カーボンファイバー)が見えると思います。
それらが構造体を固定し、海に面したこの建築が受ける、突風や地震の影響が考慮され、建築として成り立っています。

樹木としての建築を作るため、ヒノキの小枝が無作為に積層されているのが内部空間の特徴です。
これにより透明感が生まれ、わざとらしい樹木のような建築ではなくなることが意図されています。
無作為に隙間を空けて積層されているため、透明感があるのが特徴。
この木の積層が内部に温かみのある空間を作り、圧迫感を感じさせず、居心地のいい空間を作り出していました。

周囲を自然に囲われ、目の前には相模湾を見渡すことのできる立地にあります。
また、周囲がガラスで覆われた、透明感のある建築のため、自然豊かな風景を楽しむことができるカフェになっています。

カフェ内部にある、テーブルや椅子なども隈研吾さんのデザインで、
周囲の景色を増幅するような反射性の高いテーブルが置かれています。
景色がよく座って外を眺めるだけで、幸せな時間を過ごすことができました。
また、隈研吾さんがデザインした家具もみどころの一つ。

大きな樹木のような見た目で、周囲の自然に溶け込む透明感が特徴の建築。
内部空間は、ヒノキが積層された構造体による、温かみのある空間になっています。
熱海の自然豊かな景色を活かした、心地のいいカフェになっています。
入場料が2,500円と、この建築を見に行くだけだと少し高く感じるため、ローズガーデンや神社も巡るのがおすすめ。
COEDA HOUSEの小枝をモチーフにしたCOEDAケーキがイチオシです。
訪問した際の建築VlogをYouTubeで公開予定です。よければご覧ください。
